レバノン:レバノン銀行の元総裁が横領容疑で逮捕
2024年09月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ベイルートの司法調査官はリヤード・サラーマ氏に対して逮捕状を発行
【ベイルート:本紙】
レバノン中央銀行のリヤード・サラーマ元総裁は月曜日(9日)朝、ベイルートのビラール・ハラーウィー第一捜査判事の取り調べを受けた。ハラーウィー判事は、サラーマ氏が弁護士のミシェル・タウィーニー氏と甥のマルワーン・イーサー・フーリー氏を介して、4200万ドルをコンサルタント口座から自身の口座に送金したことを裏付ける証拠を基に、サラーマ氏に対する逮捕状を発行した。
サラーマ氏は、取り調べに立ち会い、説明を求めるために集まった多くの国民がいるなか、治安部隊による護衛のもと裁判所へ向かった。
軍と治安部隊は、尋問の準備のために裁判所周辺に規制線を張り、厳しい措置を講じた。しかし、司法省の訴訟局長であるヘレナ・イスカンダル判事は、ハラーウィー判事が出廷を拒否したため、出廷できなかった。また、イスカンダル氏が金銭関係専門の検察の告発に基づいて元総裁を告訴した。
上訴検察官のジャマール・ハジャール判事は先週の火曜日(3日)、リヤード・サラーマ氏を3時間の尋問ののち、逮捕した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:大森耀太
記事ID:58632