アンマン: イスラム行動戦線、国会議長選への立候補を模索

2024年09月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダンのムスリム同胞団、選挙で多数派を獲得後、「次の一手」を検討:アルムーティは「議長選」に立候補するのか?

【アンマン:本紙】

ヨルダンの「イスラーム行動戦線」党内では、次期国会議長選挙において、党所属の当選議員の一人を立候補させるというシナリオが検討され始めている。

ムスリム同胞団を代表する同党が、議会で32議席(独立選挙管理当局によると31議席)を獲得し、国会議長選への立候補を模索する中で、このイスラーム勢力に野心が芽生えたことが、選挙結果の公式発表後の数時間にははっきりした。

この立候補者として最も有力視されているのは、3万票近くの国内最多得票で、2024年選挙で最も人気のある議員となったベテラン議員サーリフ・アルムーティ氏である。

ムスリム同胞団の指導部筋が本紙に語ったところによると、多数派政党が議長職を目指すのは当然の流れであるが、この動きは同胞団が議席の約3分の1を獲得した後に取る「次の一手」を策定する戦略の一部として、慎重に検討される必要があるという。

新しい議会の通常会期は、国王の勅命が出された後に召集される予定であり、その時期は来月10月初旬になると見込まれている。

イスラーム系勢力は、立法府において32議席を保有したことで、議会議長職や常設事務局および最も重要な立法・監視委員会での会員資格など、多くの場で交渉条件が良くなる。
 
(後略)


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翻訳者:荒岡麻里
記事ID:58640