イスラエル:軍元幹部がガザ地区からの撤退を提言(2)

2024年09月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル軍元司令官:我々は早急にガザ地区から撤退しなければならない

【アナトリア通信】

ズィフ少将は、「我々の歴史上、最長かつもっとも疲弊する戦争の12か月目に、イスラエルは自らが安全保障のスパイラルのなかで立ち往生していると気づく。そこでは、我々を取り巻くすべての広場で、事件と報復の連鎖が終わることなく続いている」と述べた。

同少将は、「安全保障の観点からは、我々の状況は改善されていないだけでなく、むしろ複雑さを増している。他の観点からは、終戦の見通しや、問題解決の方向性を示す見通しすら立っていない」と付言した。

ズィフ少将は、「イスラエルはガザ地区で立ち往生しており、そこで血を流している」と強調した。

そして同少将は、「ネタニヤフ首相が『我々は勝利の一歩手前だ』というスローガンを国民に売りつけたときから半年以内に終わるだろうとされていた戦争は、すでに終わりがないように見えた」と指摘した。

最後に同少将は、「今日イスラエル軍が注いでいる尽力は、ガザ地区を支配し続けているハマースの復活を妨げるためのものである」と述べた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58656