レバノン:南部地域に投下されたイスラエル軍のビラで何が分かるか

2024年09月15日付 Al-Nahar 紙

■レバノン南部の村々の上に投下されたイスラエルのビラは何を明かしたのか

【本紙】

イスラエルの無人機が日曜日(15日)にレバノン南部の村々の上に投下したビラは、イスラエル軍が陸上攻撃に乗り出した際の、南部の村々の分割方法に関するイスラエル軍の計画を明らかにした。

イスラエル・メディアによると、イスラエル軍司令部は、大隊が非公開であるべきであった軍用地図を軽率に公表したことを非難した。

そのうえで、軍は、(以下の通り発表し、)南部地域からの退去を要請する声明の発表に関与していないとの姿勢を示した。「兵士らは長時間の待機に飽き、疲弊していた。そのため、1人の女性兵士が独断で決断してしまった。ベン・グヴィル(国家安全保障相)やスモトリッチ(財務相)にそそのかされたのかもしれない」。

イスラエル・メディアは、(以下の通り報じ、)この行動が、刑務所やスデイ・テイマン基地やバイト・リード裁判所で発生したものに似た暴動状態に等しいとみた。「諸地域部隊のアヴィ・マルシアーノ大佐が独断で判断し、第91部隊のシェイ・クラバー准将や同部隊の司令官ら、そして北部地域の司令官であるオリ・ゴルディン少将に確認することなく、部隊の作戦として行動した」。

イスラエル放送局(カン)は軍の発表を引用し、「レバノン南部の家々から(住民を)退去させる命令はなく、ビラの投下については調査中である」と指摘した。

イスラエル軍ラジオは、「この作戦を知らなかった空軍の参加なしに、旅団が保有する無人機を用いてレバノン南部でビラの投下が行われた」と明かした。

「後略」


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58663