イラン大統領はフーシ派へのミサイル提供を否定

2024年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラン大統領:イランはイエメンのフーシ派に極超音速ミサイルを提供せず

【ドバイ:諸通信社】

イランのマスウード・ペゼシュキヤン大統領は月曜日、テレビ放送の記者会見で、自国政府はイエメンのフーシ派に極超音速ミサイルを提供していないと述べた。この発言は、フーシ派がイスラエルを攻撃するために同種のミサイル1発を使用した翌日になされたものである。

ペゼシュキヤン氏は「(イランから)イエメンに渡航するのに一週間かかるのに、これらのミサイルはどのようにそこにたどり着けるというのか。我々はイエメンに提供できるような同種のミサイルを保持していない」と述べた。

しかしイランは去年、国内で作られた初の極超音速弾道ミサイルと称するものを公開し、同国メディアは式典の最中に「ファターフ」の名を冠したミサイルの複数の写真を拡散した。

イラン大統領は加えて自国政府が、「イスラエルが毎日ガザに対してミサイルを落とすことが可能な地域において、自国の安全保障を確保するためにこうした妨害手段を必要としている」ことから、ミサイル計画を放棄することは決してないだろうと述べた。

フーシ派は日曜日、「極超音速」弾道ミサイルを用いてイスラエル中部のテルアビブ市を初めて標的にしたことを明らかにした。このミサイルは約12分間でおよそ2,000キロメートル飛行し、いくつもの対空システムを回避した。おそらくこのミサイルはベン・グリオン空港付近で爆発するまで、ルートを変更する能力によって飛行することができた。


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翻訳者:清久功介
記事ID:58669