与党AKPに変化の風―ポスト移動

2024年09月17日付 Cumhuriyet 紙

大統領令により、多くの副大臣職で変化が生じるなか、ひそかに新たな変化の道が開けるのではといわれている。アンカラ周辺で話されていることは以下の通りである。

AKP党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の署名により発行された官報の決定によれば、一部の大臣職と副大臣職に変更が起きている。
この変更によりアンカラの舞台裏の動きが活発化している。

ガゼテペンジェレのコラムニストであるヌライ・ババジャンは、今日の記事で、副大臣に新たな変化を期待する人々の数は少なくないと述べ、AKPで副大臣たちは「問題を解決する者から役立たず」まで分類されていると述べた。

■仕事をする唯一の副大臣

ババジャンは、国民教育省の役職変更についてコメントを述べるなか、職務を外されたケマル・シャミルオールはユスフ・テキン大臣と衝突したために職務から外されたのだと主張した。

ヌライ・ババジャンはシャミルオールが省内で実直に務めを果たした唯一の副大臣であったと考えられていると述べている。

ババジャンは、代わりに就任したビラル・マジットについて以下のように説明している。

「代わりに職務についたビラル・マジットはというと、元国会議員である。政界には功績を残せておらず、少し前には同じ省で総局長を務めていた。AKPの政治家たちから、相談役、副大臣、外交官、理事が任命されることが批判されるなか、元議員たちに専門性が必要である総局長のような役職が与えられることは、さらなる反発を招いている。」

■「国防省」で政界出身の副大臣たちは無力だ

ババジャンは記事において、国防省の副大臣は名ばかりの存在とみなされており、副大臣のジェラル・サミ・トゥフェジが役職を外されたのにも関わらず、なお国防省の政界出身の副大臣たちは無力であるといわれていると述べた。

■「AKPでメミシュオールの傲慢さに気付いた人々がいる」

ババジャンは記事に関連するセクションで、保健省での変化についても以下の様に述べている。

「保健省の最近の役職変更は新たな大臣によるものであると説明される。副大臣のフゼイフェ・ユルマズはこのために役職から外されたと述べられている。長年同省で役職を担っていた副大臣のシュアユップ・ビリンジの解任の働きかけは失敗に終わり、新たな大臣によってその地位は保証されたと説明されている。
新たな大臣であるケマル・メミシュオールについては混乱している。AKPでは傲慢であるという見方をする者も、実用的、やり手であるという擁護者もいる。しかしながら保健システムにおける新たな大臣の実力はまだ不明である。」


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翻訳者:安孫子織絵
記事ID:58672