エジプト:サッルーム沖で不法移民45人を救出
2024年09月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト:サッルーム沖で不法移民ボートから国民45人を救出
【カイロ:アナトリア通信】
エジプト軍は木曜日、海軍が、リビアの国境に隣接するエジプト北西部の都市サッルームの沖で、不法移民45人を救出したと明らかにした。
軍のスポークスマンであるガリーブ・アブドゥルハーフィズ・ガリーブ氏は、「X」を通じて、海軍は、サッルームから96海里の距離のところで、エジプト人45人を乗せた不法移民のボートの救助に成功した、と述べた。
同氏は、それは、不法移民目的で人々を運んでいた船からの「遭難信号が来た後」に起こったと付け加えた。
同氏はさらに、「海軍は直ちに、乗船者らの救助活動と避難活動を行うために、7月3日基地(エジプト北西部の軍事基地)[註:7月3日は2013年にエジプト軍が起こしたクーデターの記念日]から、医療及び行政上の必要品すべてを備えた海軍部隊を派遣した」、と述べた。
同氏は、不法移民は、「彼らに対して必要な措置を講じるために管轄当局へ引き渡された」、と述べた。
エジプトとリビアの沿岸は、ヨーロッパ、特に、イタリアとギリシャへの不法移民のための主な拠点のひとつとみなされていて、軍と警察の以前の声明によれば、エジプト政府はここ数年の間に数百人の不法移民を逮捕した。
翻訳者:庄司陽
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