レバノン:イスラエルによる攻撃で子供数十人が死亡
2024年09月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルがレバノンの子供数十人を殺害したのち、UNICEFは「早急な鎮静化」を呼びかける
【イスタンブール:アナトリア通信】
国際連合児童基金(UNICEF)は、特にレバノンの子供数十人が死亡したという報告が伝えられたのを受けて、イスラエル・レバノン間の衝突激化に関して大きな懸念を表明するとともに、両者に対して「早急な鎮静化」を呼びかけた。
UNICEFのキャサリン・ラッセル事務局長は声明で、「私は、レバノン・イスラエル間の致命的な攻撃が激化し続け、その結果今日の早い時間にレバノン南部で子供24人以上が死亡したことに大きな懸念を抱いている」と述べた。
ラッセル氏は「継続的な空爆や家からの避難が原因で、レバノンおよびイスラエルにいる子供が強い心的外傷に苦しんでいる」と指摘した。
ラッセル氏はすべての当事者らに対し、「国際人道法を遵守し、民間人、インフラ、人道支援活動従事者、医療スタッフを保護し、安全を求める民間人の安全な移動を円滑化すること」を呼びかけた。
同氏は、「UNICEFは早急な鎮静化を即座に呼びかける」と述べ、声明を締めくくった。
イスラエル占領軍は月曜日(23日)朝からレバノンに対して、約1年前にヒズブッラーとの衝突が始まって以来「もっとも激しく、集中的かつ最大規模」とされる攻撃を行った。レバノン保健当局が発表した中間集計によると、この結果、子供や女性を含む死者492人、負傷者1645人が発生した。
一方、ヒズブッラーが軍事拠点や入植地に対してミサイル数十発を発射した結果、レバノンとの国境付近のイスラエル入植地では警報が鳴り続けている。
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翻訳者:大森耀太
記事ID:58706