■イスラエルの侵攻により、レバノン南部とベッカーから27,000人が避難
【ベイルート:アナトリア通信】
レバノンのナースィル・ヤースィーン環境相は火曜日、イスラエルの侵攻で、レバノン南部と東部ベッカー高原から、いくつかの県に設置された(仮設)シェルターに避難した人は27,000人にのぼったと発表した。
ヤースィーン大臣は、ベイルートで記者会見を行い、「レバノン南部の街や村、ベイルートの南部郊外を含むレバノン各地が、最も凶悪な形態の重大かつ組織的な破壊にさらされている。その結果、数万人がレバノン国内の安全な地域、特に(北東部、ベッカー県の)ザーレ、(中部山岳地域、山岳レバノン県の)シューフ、レバノン山脈の山岳地帯への避難を余儀なくされている」と語った。
「一部の公立学校は避難所として開放され、その数は約252校になった」と続けた。
そして、レバノン南部と東部ベッカー高原から、(避難所として)解放された学校へ避難した人は27,000人にのぼったことを明らかにした。
その上で、「この24時間で、基本的な援助物資の配布、個人用衛生キットの配給、避難場所の清掃、そして約20,000人分の食料の提供が始まった」と述べた。
イスラエル軍は昨日、月曜日から、レバノンに対して、約1年前にヒズブッラーとの衝突が始まって以来「最も激しく広範囲の」攻撃を行っている。レバノン保健省の最新データによると、この攻撃で子供50人、女性94人を含む569人が死亡、1,835人が負傷した。