エルドアン大統領、米メディアにイスラエル非難訴え

2024年09月25日付 Cumhuriyet 紙

公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、「残念なことに、多くの西側諸国がイスラエルに対して沈黙を守り続けている。NATO同盟国間でも残念なことにイスラエル側についた国々がある。現在、我々はアメリカにいるが、アメリカもこうした国の一つである。」と語った。

第79回国連総会のためにニューヨークを訪れている公正発展党のエルドアン大統領は、アメリカのNBCニュースチャンネルのキーア・シモンズ氏のインタビューに答えた。

インタビューでは、トルコ・ロシア関係やトルコが10月にロシアで開催されるBRICS会議へ招待される形で参加決定したことなどについて、エルドアン大統領は、「ロシアとの我々の関係は多次元である。政治、経済、文化、防衛産業の分野で関係がある。」と語った。

エルドアン大統領は、2カ国間の連帯と経済的協力は日々拡大し続けていると述べた。

同大統領は、西側諸国のイスラエルに対する態度について以下のように述べた。
「残念なことに、多くの西側諸国がイスラエルに対して沈黙を守り続けている。NATO同盟国間でも残念ながらイスラエル側についた国々がいる。現在、我々はアメリカにいるが、アメリカもこうした国の一つである。」

エルドアン大統領は、アメリカ大統領のジョー・バイデン氏がイスラエルを批判しながらも様々な形で支援を行っていると指摘し、アメリカがイスラエルに武器や弾薬を提供し、支援のために地中海へ空母を派遣していることに触れた。

同大統領は、アメリカの選挙に関する質問に対して、選挙で誰が勝利するかはとは関係なしに協力し続けるというメッセージを発した。

「国家、国民、民衆を統治するものとして、私たちがバラバラに考えを持つことは不可能だ。世界レベルでアメリカの態度は明確であり、ロシアの態度も明確だ。我々は、全ての政権と近しい関係を維持していくつもりだ。」


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翻訳者:田端咲希
記事ID:58718