■スーダンの5つの州で、新たに401人がコレラに感染、うち6人が死亡

【ポート・スーダン：アナトリア通信】

スーダン当局は日曜午後、5つの州で新たに401人のコレラ感染者を記録し、うち6人が死亡し、8月以来の死者数は388人となったと発表した。

保健省は声明で、5つの州で新たに401人のコレラ感染者を記録し、うち６人が死亡したと発表した。

これらの症例はカッサラ、ガダーレフ、紅海（東部）、北部、ナイル川（北部）の各州で記録されたと説明した。また、18ある州のうち10の州の感染者数は1万2896人に上り、うち388人が死亡したと報じた。

8月12日、スーダン当局はコレラが国内で流行していると発表した。
この感染症の拡大は、2023年4月以来続く国軍と「即応支援」部隊の間での戦争により、スーダン国民が苦し続けているなか起きている。国連によれば、この戦争で2万人以上が死亡し、およそ1000万人の国内避難民や難民が発生しているという。
13州に拡大している戦闘による食糧不足により、数百万人を飢餓と死に追い込み始めてた人道的惨事からスーダンを救おうとする国際的な要請が高まっている。