■アルジェリア、モロッコパスポート所持者にビザ取得を課すことを発表
【アルジェリア:本紙】
同声明は、「このような行為は、アルジェリアの国家安全保障に対する直接的な脅威であり、我々はすべての越境地点で、国土への入国・滞在に対する厳しい監視を課している」と続けた。またアルジェリア外務省は、「モロッコ政権は、アルジェリアに対する敵対的かつ攻撃的な行動により、現在の二国間関係の悪化に単独で責任を負っている」と説明した。
この決定が、アルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領、軍の上級司令官ら、諜報機関の高官らで構成される最高安全保障会議の会合が実施された直後に発表されたことは注目に値する。
アルジェリアは2021年8月24日、同国が「隣国による、独立以来の敵対的な政策」と評したものを理由として、モロッコとの外交関係を断絶すると発表した。
外交関係が断絶される以前にも、両国間の国境は1994年以降閉鎖されていたが、それは、モロッコがアルジェリア国民にビザを課したことに対してアルジェリア当局が下した決定によるものであった。
(1)に戻る