レバノン、反抗

2024年10月02日付 Milliyet 紙
朝方報じられた、最初の直接衝突の詳細は正午にかけて明らかになった。イスラエルのメディアは、ヒズボラが仕掛けた待ち伏せによって死傷者が出たと伝えた。イスラエル軍の地上攻撃が始まったレバノンでは、イスラエル軍兵士に死者が出たと報じられた。

レバノン南部からベカー高原、首都であるベイルートまでを8日間に渡って空爆を行ってきたイスラエル軍は、10月1日深夜に地上攻撃を開始したと発表した。

火曜日に地上攻撃を否定したヒズボラはというと、今朝イスラエル軍とメルジャユン地点で戦闘に突入したと報じた。

◾️撃退されたイスラエル軍

テレグラムによって行われた発表では、エル=アディセ町に侵入しようとしたイスラエル軍のある一団が撃退されたと報じられ、占領軍が損害を受けたことが強調された。

レバノン南部のハスバヤから報道するアルジャジーラ特派員であるイムラン・カンによると、負傷したイスラエル兵らがヘリコプターで移送されているとのニュースを聞いたと伝えた。

カン特派員によれば、アディセ町はイスラエル兵が地上攻撃に踏み切ろうとする3地点のうちの1つと見られており、前もって町の周囲は激しい砲撃にさらされた。

◾️詳細は正午にかけて明らかに

アディセ町での戦闘の詳細は、正午にかけて明らかになった。イスラエル・メディアは、ヒズボラの仕掛けた待ち伏せにより、2名の兵士が死亡、18名の兵士が負傷したと報じた。

イスラエル軍は、死傷者に関する沈黙を破って14時45分に一名の兵士の死亡を発表した。

死者、あるいは負傷者がレバノンからヘリコプターで移送されていることを示す動画の録画は、ソーシャルメディアで拡散された。

[イスラエルの]スモトリッチ氏は、死亡した兵士が伍長階級のエイタン・イツハク・オステル氏であると伝えた。オステル氏は、イスラエル軍がレバノンに地上攻撃開始後に死亡した最初の兵士となった。イスラエル軍報道官もエイタン・イツハク・オステルという名前の兵士が死亡したことを、彼の家族へ伝えたと発表した。

一方、地方紙ではレバノンの戦闘でイスラエル兵の多くが負傷していると伝えたが、イスラエル当局はこれを認めていない。イスラエル軍は9月30日にレバノン南部でヒズボラがインフラに向けて限定的かつ激しい地上攻撃を開始したと発表していた。

◾️至近距離での直接衝突

イスラエル軍はまた、月曜の夜にレバノン南部に進む部隊の画像を公開した。画像には、第98師団に所属する兵士たちが昼夜問わず撮影した画像がある。軍は、占領兵士がヒズボラの戦闘員と至近距離で直接衝突に突入したと発表した。

レバノン軍はイスラエル兵がブルーラインとして知られる境界線を400m越え、その後撤退したと発表した。

ヒズボラが昼頃に行った発表では、イスラエル兵と境界線の数キロメートル内のマルン・エル=ラースで新たな衝突が起こったと発表した。

レバノンの南部で記者団に話したヒズボラ報道部門の責任者であるモハメド・アフィフ氏は、エル=アディセとマルン・エル=ラースでの出来事を氷山の一角と例え、地上戦では勝利するだろうと述べた。


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翻訳者:橋本響
記事ID:58792