パレスチナ:イスラエル軍による住居の兵舎化

2024年10月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダン川西岸…イスラエル軍、住民を退去させ、住宅3軒を兵舎にする

【ラマッラ:アナトリア通信】

水曜日の午後、イスラエル軍は、西岸北部のジェニン市近くの2つの村で、パレスチナ人の3家族に自宅からの退去を強要し、それらを軍の兵舎にした。

パレスチナ国営通信「ワファー」は、「イスラエル占領軍は水曜日の午後、ジェニン市西のアーニーン村で1家族を強制的に自宅から退去させ、それを軍の兵舎にした」と報じている。

家の所有者であるヤースィル・ヤースィーン氏(61歳)は、軍が家に押し入り、自分と妻(56歳)と息子(30歳)からなる家族を強制的に退去させ、それを軍の兵舎にしたと述べている。

同氏は「同じ村にある、すでに結婚している娘の家への避難を余儀なくされた」と付け加えた。

また、ワファー通信によれば、占領軍はジェニンの南西にあるナズラト・シェイフ・ザイド村の2階建ての建物からアブドゥッサラーム・アフマド・ザイドとその兄弟のムハンマドの家族を強制的に退去させ、それを軍の兵舎にした。

この件について、イスラエル側から直接のコメントはなかったが、パレスチナ人住民の家が軍の兵舎や検問所にされるのはこれが初めてではない。

専門家はこれらの動きを、より多くのパレスチナの土地を支配しようとするイスラエルの入植拡大政策の一環と捉えている。

(後略)


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翻訳者:鶴田さくら
記事ID:58801