カタール:ガザ・レバノンに対するイスラエルの行為を非難

2024年10月03日付 al-Quds al-Arabi 紙

■カタールの首長がイスラエルのレバノンに対する攻撃の停止を呼びかけ、ガザでの殺戮を非難

【ドーハ:本紙】

パレスチナとレバノンは、ドーハで開催されたアジア協力対話第三回サミットの開会式に出席した。開会式では特にタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー・カタール首長とマスウード・ペゼシュキヤーン・イラン大統領がイスラエルのガザ地区とレバノンに対する敵対行為を終わらせるよう呼びかけた。

タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー・カタール首長はマフムード・アッバース・パレスチナ大統領が同席した声明において「世界はガザ地区で同胞のパレスチナ人に対して占領政府が行っている、戦争という困難の拡大に直面している。パレスチナの地は占領されたままであり、彼らがさらされているものは、4万1千人以上の子供や女性、男性の無実の犠牲者をもたらした継続的な爆撃といった非武装民間人への攻撃や、国際機関の建物への攻撃、インフラ、衛生、教育施設、そして生活施設全般に対する破壊である」と述べた。

タミーム首長は続けて「ガザでイスラエルが行っていることはジェノサイドであることが明白となった。また、イスラエルはガザ地区を人間が生活するのに適さない地域にし、住民を移住させることを企んでいる」と述べ、最近レバノンに対してイスラエル占領軍が行い、数百人もの無実の人々を殺し、数百万人以上の国民が避難することとなった軍事行動や空爆の激化に対する拒否と非難を強調した。

また、カタールの首長は「イスラエルは占領されたヨルダン川西岸地区での入植地の拡大のために国際機関の機能不全を利用し、レバノンでは計画の実行の機会をうかがっている」と述べた。

(後略)


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翻訳者:清久功介
記事ID:58803