イスラエル:イスラエル軍、ベイルート南部郊外の住民に即時避難命令
2024年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルは空爆に先立ち、南部郊外の2地区の住民に避難警告
【本紙、諸通信社】
イスラエル国防軍(IDF)は月曜日夜、ベイルート南部郊外の2地区の住民に対し、同軍が攻撃の標的としているヒズブッラーの関連施設付近であるとして、直ちに自宅から避難するよう警告した。
IDFのアラブ・メディア部門の責任者アビチャイ・アドリー報道官は月曜日夜、「ブルジュ・バラージュナとハダス・ベイルート南郊、特に地図で限定された建物とそれに隣接する建物周辺の住民への緊急警告」を発した。
そして「あなた方はヒズブッラーの関連施設の近くにいる。まもなくIDFが作戦を実施する」と付け加えた。
最後に、これらの建物およびその周辺から直ちに避難し、少なくとも500m離れるよう命じた。
これに関連して、イスラエルの民放「チャンネル12」は、イスラエル空軍(IAF)が地上侵攻の拡大に備えて、レバノン南部の西側地域で大規模な攻撃を開始したと報じた。
IDFは月曜日未明、レバノンとの国境近くに位置するイスラエル北部の上ガリラヤ地域の5地区を軍事封鎖区域と宣言した。対象区域は、ロシュ・ハニクラ(アラビア語:ラアス・ナークーラ)、シュロミ、ハニタ、アドミト、アラブ・アラムシェである。
IDFはこの措置に踏み切った理由を明らかにしていないが、IDFのラジオ放送(ガレイ・ツァハル)は、「おそらくその目的はレバノン南部への地上侵攻を拡大することだろう」と伝えた。
レバノン国営通信社によると、IDFは今夕、南部郊外を標的に新たな集中攻撃を実施したということだ。
また、敵の戦闘機が南部郊外を相次いで攻撃し、(その地域の)さまざまな地区を狙って6回の空爆が行われたと報じた。
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翻訳者:坂本彩華
記事ID:58836