元ディヤルバクル市長の懲役9年、確定

2024年10月10日付 Cumhuriyet 紙

前ディヤルバクル広域市市長のセルチュク・ムズラクル氏は、「武装テロ組織のメンバー」であった罪により下された9年4ヶ月15日の懲役刑が妥当とされた。

アドナン・セルチュク・ムズラクル氏は、2018年の地方総選挙で人民の民主主義党(HDP)の候補者としてディヤルバクル市長に選出され、在任中に逮捕され後任に管財人が任じられた。最高裁判所第3法廷は、同氏に「武装テロ集団のメンバー」であった罪により下された懲役9年4ヶ月15日を妥当と判断した。

同裁判所は、ディヤルバクル第9重罪裁判所によって2020年に下された判決が「調査不十分」であったとして2022年に破棄されたことで実施された再審の中で2023年[11月29日]に下された判断に関する上訴審査を完了した。

これにより、ムズラクル氏には、分離主義テロ組織クルディスタン労働党(PKK)/クルディスタン社会連合(KCK)傘下の武装テロ組織の一員である罪により下された懲役9年4ヶ月15日の判決が妥当と判断された。

最高裁判所は、ムズラクル氏に関し裁判手続きが法に従って行われたと明らかにし、被告人に下された有罪判決に向けた良心に基づく考えが確実かつ一貫して矛盾のないデータに基づいており、作成された判決文には法律に反するものはなかったと説明した。

最高裁判所の判決には、ムズラクル氏に関し一審裁判所で下された判決の根拠となった所見も含まれた。

これによると、ムズラクル氏は、テロ組織との繋がりがあることから閉鎖された組織の、まずは会長、後に理事会メンバーを務めていた。PKK/KCK支持者たちの家族をまとめたこの組織は、家族を対象とした様々な活動を計画し、彼らの要望を満たす役割を引き受けていた。

組織の活動とは別に、ムズラクル氏は勤務していた病院で、戦闘により負傷したテロ組織関係者を無登録で治療し、組織幹部との会合を行った。


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翻訳者:松田麻歩
記事ID:58849