イラク:レバノン難民への対応
2024年10月10日付 その他 - alSharq-alAwsaat 紙
■イラク:戦争勃発から約7千人を受け入れるも、レバノン人難民に永住権は付与しない
【バグダード:本紙】
イラク移民難民省は、約7千人のレバノン人難民が継続中の戦争から逃れて、イラク領内に到着したと推定しているが、イラクには国内で「彼らを定住させる」意思はないと否定した。
移民難民省のアリー・アッバース・ジハーンキール報道官は『シャルク・アウサト』紙に対し、「イラクに到着したレバノン人の総数はまだ正確ではない。というのも、カーイム郡やナジャフ国際空港、バグダード国際空港などの陸空の出入り口が完全な統計を提供していないのだ」と述べた。
そしてジハーンキール報道官は、「我々の手元の統計は4600人の避難民がいることを示しているが、聖廟や国境の出入り口から得た初期の数字に基づいて、7千人の避難民がいると推定している」と付け加えた。
同氏は、レバノン人避難民をイラクに定住させたいという主張を否定し、「この件は定住とは関係がない。訪問者用の都市や、カルバラーとナジャフには彼らを収容できるホテルがあるが、一部の家族はイラクの各地に住む親戚や友人のもとに行くことを選んだ」と述べた。
イラクの活動家らは、レバノン人をイラクの都市に定住させる政治的試みについて語り、彼らの一部が、ディヤーラー県が彼らの定住先の候補地の1つであるという信ぴょう性が確認できない録音を漏洩した。
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翻訳者:大森耀太
記事ID:58861