ガザ:ハマースのヤフヤー・スィンワール指導者が死亡か

2024年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル占領軍ラジオ:ヤフヤー・スィンワール氏を殺害

【ロンドン:本紙】

イスラエル占領軍ラジオは木曜日(17日)、交戦の際に自軍がガザ地区で、イスラーム抵抗運動(ハマース)の政治局長であるヤフヤー・スィンワール氏を殺害することに成功したと伝えた。

そして、スィンワール氏との交戦はガザ地区南部ラファフ市のテル・スルターン区において発生し、同氏はもう一人の現場指導者とともに軍用ベストを身に着けていたと加えた。

イスラエルメディアは、スィンワール氏の遺体を示す写真を公開し、偶然にも事前の諜報なしに、同軍が同氏と他の戦闘員らがいた建物を攻撃した際に同氏を殺害したと報じた。

イスラエル軍は少し前に、「ガザ地区での作戦でハマースのヤフヤー・スィンワール政治局長が死亡した可能性を調査している」と述べている。

イスラエル軍とイスラエル公安庁(シャバック)は声明で、「ガザ地区での軍の活動中に、パレスチナ人3人を殺害した」と述べた。

さらに、「イスラエル軍とシャバックのそれぞれが、(イスラエル側が言うところの)破壊工作員のうち1人がヤフヤー・スィンワール氏であった可能性を調査している」と述べた。

そして、「この段階では、これらの人物の身元を最終的に確認することはできない」と続けた。

同軍は、「武装したものたちが殺害された建物内には、その地域に拉致された者がいる兆候はなかったが、自軍とシャバックは必要とされる警戒措置のもと、現場での任務を続けている」と説明した。

イスラエル軍は、声明の中で作戦が行われた地域や時間を特定しなかった。

イスラエルの治安筋はその後、遺体がハマースのヤフヤー・スィンワール指導者のものであるかどうかを確認するために、同軍が1人の武装したものたちの遺体のDNA検査を行っていると述べた。またスィンワール氏は占領軍の捕虜になったことがあるため、同軍は彼のDNA検査結果を含む医療記録を持っている。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58890