気象総局は、トルコ北部・東部の諸県に降雪警報を発した。昨夜からの土砂降りの雨は、複数の都市で雪に変わった。エルズルム中心部は白く覆われ、カラビュクでは積雪量が20センチに達した。カスタモヌでは、突然積もった雪で通行困難になった。

カスタモヌでは、昨夜から強まった降雪が続いている。雪が絵葉書のような景色を作り出す一方で、積雪量は15センチにも上った。雪に備えていなかったドライバーは一時通行困難に陥った。

カスタモヌでは、気温の低下とともに降雪も強まった。昨晩以降、県全体で降雪が影響を及ぼしている。特に朝以降ではカスタモヌの高地に加えてアール、キュレ、セイディレル、イネボル、ボズクルト、チャタルゼイティン、デブレカニの諸郡でも雪が強まっている。雪が強く降っている郡は白く覆われた。

同地域では合間をあけて強く降っている雪が美しい景色を作り出す一方で、生活に悪影響を及ぼしている。雪の激しい地域では、積雪がドローンで空撮された。

◾️ドライバーに通行困難

激しい降雪によって、イネボル・カスタモヌ間の道路のマスルフ地点と、カスタモヌ～ボズクルト～チャタルゼイティン間の道路のヤラルギョズ地点では、通行が困難を極めている。一部車両や大型トレーラーは、道路を進むのが困難であり、ドライバーたちも車が路肩にスリップして事故を起こしている。

交通アクセスが分断されたのに続き、道路第15地域局に所属する作業班が、除雪車を用いて道路の除雪作業を行った。積雪後に自身の車が雪に埋まった、セイディレル郡でタクシードライバーをしているユルマズ・オダバシュさんは、「今年はやや早く冬が来たようだ。アッラーの施しに感謝している。私たちがどうこうすることではない。今年の夏は旱魃気味だった。夏が終わって少し雨が降り、今私たちの町では雪が降っている。今、雪が降るのはとても素晴らしい、よく降っている」と話した。

間をあけて強まる雪が、夜まで続くと予想される一方で、積雪量は多いところで15センチにもなることが分かった。

◾️エルズルムは雪で一日を明けた

エルズルムの中心地で、今季初の雪が10月に降った。夜間に強まった土砂降りの雨は、高地では雪に変わった。

冷え込みが強まる同市では、深夜、中心部に今季初の雪が降った。

パランドケン郡の複数の地区では、公園、庭、車、街路樹、歩道、屋根が雪に覆われた。

秋を迎えた10月半ばに都市中心部で強まった雪は、市民らを驚かせた。

◾️カラビュクでは、積雪量が20センチに

カラビュクの高地では、昨日から間をあけて強く雪が降っている。中心部から23キロメートル離れた標高2000メートルのケルテペ・スキー場は、降雪とともに白く覆われた。

同スキー場では、積雪量が20センチに達した。雪は、エフラニ郡に属するアルパグト村や、サフランボル郡にある標高1700メートルのサルチチェキ高原、オムル・アフメト峠でも強まった。一方カラビュク中心地では、間隔をあけて激しい雨が降っている。

◾️リゼでは高地で積雪

リゼの高地では、雪が強く降った。チャムルヘムシン郡に属するユカル・カヴルン、フセル、パラオヴィット高原と一部の村は雪に覆われた。

黒海東部では、気温の低下とともに、標高の高い高原や村に雪が降った。リゼ・チャムルヘムシン郡に位置する標高2300メートルのユカル・カヴルン、フセル、パラオヴィット高原と一部の村は白く覆われた。ところにより5〜20センチ降り積もっている雪は、緑地を白く覆い隠した。降雪は各地に美しい光景を作り出し、その瞬間は携帯電話のカメラに収められた。

◾️アルトヴィンの市で雪

アルトヴィンで強まる寒波は、アルダヌチュ郡やシャヴシャット郡の高原に、今季初の雪をもたらした。秋の色に変わっていた高原は、突如強まった雪で白く覆われた。

ここ数日の気温の低下で予想される降雪は、とりわけアルダヌチュ郡やシャヴシャット郡の標高の高い場所で強まった。アルトヴィンのシャヴシャット郡にある標高2400メートルのコジャベイ高原は、今季初の雪に白く覆われた。アルダヌチュ郡のゼケルヤ村も、降雪による影響を受けた場所の一つである。秋の黄色、オレンジ、茶色の色調に覆われた高原の景色は、雪で様変わりした。SNSユーザーたちは、この自然の美しさを撮影し、共有した。

気象庁の専門家らは、同地域全域で寒波があと数日間は強く、特に高地では降雪が続くと予測した。

◾️シヴァスでは気温が4度まで低下し、雪が降った

シヴァスでは、しばらく平年並みであった気温が急激に低下した。日中の最低気温は4度、最高気温は11度と計測された。

気象庁が寒冷・降雪警報を発出したシヴァスでは、昨夜雪が降った。ユルドゥゼリ郡の高地は、降雪とともに白く覆われた。積雪量はところにより5センチに上った。ドライバーたちは、雪の降る地域では慎重に走行した。気温は今後零度を下回ると予想される。

◾️エルジイェスに今季初の雪

カイセリでは気温が低下し、トルコの冬の主要な観光地の一つであるエルジイェス・スキー場に今季初の雪が降った。エルジイェス山の標高2200メートルから3917メートル地点で雪が降り、コースの大半が白く覆われた。

高地では積雪量が3センチに達したことが分かった。

◾️カルスでは市街地に今季初の雪が10月に降った

夜間に強まった雨は、高地では雪に変わった。気温が冷え込んだ町では、朝になって中心部に今季初の雪が降った。

市民が秋の雪で目覚めた町では、車の上や街路樹、屋根が雪に覆われた。

サルカムシュ郡では積雪量5センチ、サルカムシュ・スキー場では第2コースが積雪量10センチに達した。

市民は車の上に積もった雪を払い、家畜とともに牧草地に出た羊飼いたちは雪の上で朝食をとった。

羊飼いの一人、イスマイル・サルラバシュさんは、アナトリア通信の特派員に対し、現地に今季初の雪が降ったと明かしつつ、「朝、羊たちを連れて出たところ、雪が降ったのに気付いて、朝食をとった。雪が溶けたら、羊たちを放牧したいのだが」と話した。

カルスでは、昨晩から間をあけて降った雪で、高地にある村々が雪に覆われた。

町で強まる雪で、カルス・ギョレ間の道路沿いの村や、標高2286メートルに位置するハンラル・ゲチディ地区の村々は雪に閉ざされた。

積雪量が10センチに達した地域では、家、植物、車、木々が白く染まった。雪への備えをしていなかった畜産家たちも、雪の上で放牧を試みた。

雪に閉ざされた村々は、ドローンで撮影された。道路第18地域局の作業班が、道路の除雪作業を開始した。

◾️シノップに今季初の雪

シノップの一部が雪に覆われた。町で2日間降り続いた雷を伴う激しい雨は、雪に変わった。ボヤバット、テュルケリ、アヤンジュク郡の村々や高原では、雪が強まった。シノップ県知事は、悪天候と道路の状態について市民に警戒を呼びかけ、注意するよう求めた。