バルザーニ―・クルド自治政府大統領「トルコが戦っているのはPKK、我々とではない」
2024年10月19日付 Milliyet 紙
イラクのクルディスタン自治政府のバルザーニー大統領は、トルコが自分達とではなく、クルディスタン労働者党(PKK)と戦っていると説明すると同時に、PKKが自地域の人々からみかじめ料をとり若者たちを連れ去っていると述べた。
イラクのクルディスタン自治政府(IKBY)のマスード・バルザーニー大統領は、トルコが自分達とではなく、テロ組織であるPKKと戦っていると述べ、このテロ組織がIKBY内の人々からみかじめ料をとり、若者を連れ去っていると明らかにした。バルザーニー大統領は、クルド人自治政府首都のアルビールを本拠とするK24テレビ局で語り、トルコがイラクに居住するテロ組織PKKに対して行った軍事作戦に言及した。「トルコは、PKKと戦っている、我々とではない。PKKの存在がこの戦いの理由だ」と話したバルザーニー大統領は、「この戦いを止めたければ、そしてPKKはクルド主義であるのならば、この戦いを終わらせろ」という意見を表明した。
◾️問題は単純ではない
テロ組織PKKはIKBY政府を認めていないとするバルザーニー大統領は、同テロ組織が、ここの人々が村や畑に行くことを許可していないと述べ、発言を以下のように続けた。
「PKKは自身がその土地を統治していると思い、人々からみかじめ料をとり、人々に対して問題を起こし、若者たちを誘拐している。これは単純な問題でない、とても深刻な問題だ。我々は政府として戦いがより前進化するのを防いだ。PKKの好きにさせておけば、ドゥホーク、ザーホーそして他の都市へまで及んだろう。ペシュメルガはPKKがこれ以上入ってこないように戦線を構築した。現在何百もの私たちの村に戦いが続いている為、行政サービスが機能できていない。PKKは全く我々に耳を貸さない。」
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翻訳者:梅藤琴美
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