FETO首謀者ギュレンは組織のキャンプに埋葬へ

2024年10月22日付 Hurriyet 紙

フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)指導者のフェトフッラー・ギュレンは木曜日、アメリカ合衆国のペンシルベニア州で組織本部とされているキャンプに埋葬されることになった。同時に、FETÖ指導者のフェトフッラー・ギュレンの死後、組織内における指導者対立が明るみになり、「Uzun Cevdet」というあだ名のジェヴデット・トゥルクヨルの富が組織で最大の問題として出てきた。

警察の情報筋によると、FETÖ指導者のフェトフッラー・ギュレンの物議を醸す葬儀に関連した詳細が明らかになり始めた。葬儀がいつ行われるのか、誰が参加するのか、どこへ埋葬されるのか、そして、葬儀の礼拝は誰が執り行うのかに関連する組織内における対立が組織運営にかかわる人物の圧力とともに公に出てきた。 

ギュレンの葬儀は、木曜日、ペンシルベニア州で組織本部とされているキャンプで行われることになる。フェトフッラー・ギュレンは、キャンプ内に位置する以前より彼が指示していた場所へ埋葬されることになる。

移動の問題が生じない組織幹部らはアメリカに向けて出発した。フェトフッラー・ギュレンの家族は、葬儀に参加して、一緒にメッセージを送ることになる。組織は、フェトフッラー・ギュレンの最期を後に書き表して共有する予定だ。フェトフッラー・ギュレンが体調不良で病院に搬送されていたことは、組織のメンバーにより秘密にされていた。

同時に、フェトフッラー・ギュレンが書いた遺書が残されていることも組織メンバー内で話されている。

■FETÖで資金闘争

同時に、警察の情報筋によると、テロ組織指導者であるフェトフッラー・ギュレンの死去と共に、組織内で続いている闘争が明るみになり始めた。組織の財産の莫大さが、再び指導権争いの原因となった。

組織の上層に位置するあらゆる人々は資金を自身で管理することを望んでいる。組織内で財産を理由に批判されている一人は、「Uzun Cevdet」というあだ名のフェトフッラー・ギュレルのブラックボックスとして知られる、ジェヴデット・トゥルクヨルだ。資金面で豊かになり、組織内で警戒されているジェヴデット・トゥルクヨルは、フェトフッラー・ギュレンが生前最後に居住していたペンシルベニア州セイラーズバーグ、260ケネル・ロード、18353の住所にある100万ドルの価値がある家を2023年6月10日に約84万ドルで購入した。

トゥルクヨルは、2003年から2013年の間に合計17の権利売却取引を実施した。2012年から2014年の間には組織に関係のある人々が設立したカイナック・ホールディングの組織における「NT」会社の株を、その価値より高い400万ドル以上の値段で売却した。

同時に、カイナック・ホールディングより記録がされていない百万ドルも受け取った。「奉仕に努める」という名目で組織にダメージを与えることを厭わないジェヴデット・トゥルクヨルは、アジア銀行に損失を与える役割も果たした。アジア銀行がカタール人らに売却される予定であるという情報を受け、銀行の株価が75クルシュまで下がった状況を利用したジェヴデット・トゥルクヨルは、100万ロット購入して、銀行に損失を与え、大きな利益を得た。アメリカ合衆国で設立されて、操業している「Amish Farmers Market LLC」という名称の会社の共同設立者であるジェヴデット・トゥルクヨルは、アジア銀行より会社に総取引量100万ドルの融資を受けている。ジェヴデット・トゥルクヨルは、2013年より株式市場投資に重きを置いていたと知られている。財産の元手は、彼の家族のアダパザルにおける土地としているジェヴデット・トゥルクヨルは、アメリカで数十の不動産物件を所有している。


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翻訳者:鈴木啓太
記事ID:58929