■イスラエル人入植者らがヨルダン川西岸北部に新たな入植拠点を建設
【ラーマッラー:本紙】
イスラエル人入植者らが火曜日、ヨルダン川西岸地区北部に新たな入植拠点を建設した。サルフィート県西部にあるファルハ村の村議会議長であるムスタファー・ハンマード氏は、「入植者のグループが村の西部に入植拠点を建てた」と述べた。
ハンマード氏は続けて、「この入植拠点は、湧き水とベドウィンの集住地点がある重要な区域に位置している」と述べた。
さらに同氏は、この入植拠点は1,250ドゥナム(1ドゥナムは1,000平方メートルに相当)にわたって建てられたアリエル入植地の延長であると明らかにし、同拠点の存在は「800ドゥナムにおよぶオリーブ畑を脅かしている」と指摘した。
パレスチナ分離壁・入植抵抗組織(政府系)のデータによると、イスラエル人入植者らは2023年10月7日のガザ戦争勃発から今年の10月初頭までにヨルダン川西岸地区で2,777回の攻撃を行ったという。またこれらの攻撃により「パレスチナ人19人が犠牲になり、1,636人を含む292家族が住むパレスチナ系ベドウィンの集住地点計28か所が強制移動させられた」という。
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