ガザ:イスラエルがガザで爆発性の樽を使用、虐殺を続けている

2024年10月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️イスラエルがガザ住民に対して爆発性の樽を使用…そして新たな虐殺を行っている
【ガザ:本紙】

依然としてイスラエル占領軍はガザへの爆撃を続けており、昨日は40人以上が殉教した中で、ここ2日間で、イスラエルによる爆発性の樽の使用が目立つようになった。

医療関係者によると、ガザに対するイスラエルによる空爆で42人のパレスチナ人が殉教し、そのうち37人がガザ地区北部で犠牲となった。

殉職者の中には、ガザ地区北部県自治体警察署長であるマーズィン・カフルート氏が含まれていた。彼は、ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプにあるイエメン・サイード病院近くで、占領軍の「クアッドコプター」から標的にされ、銃撃を受けた。北部では他にも殉職者がいた。医療関係者らによると、カマル・アドワーン病院の医師ムハンマド・ガーニム氏は、ベイト・ラーヒヤー地区でドローン攻撃を受け殉職した。さらに、インドネシア病院の医師ムハンマド・サルマーン氏も同様の場所でドローンによる攻撃を受けて殉職した。

これは、占領軍が数日前から病院を包囲していることによる、医薬品や医療用品、酸素の不足が原因で患者が死亡したと病院の管理部が発表したタイミングで起こった。また、ベイト・ラーヒヤー地区のマンスール倉庫地域を狙った爆撃でも、殉教者2名と多数の負傷者が出た。民間防衛隊は、空爆を受けたマスウードビルの瓦礫の下から殉教者2名と負傷者3名を救出したと発表した。

ガザ地区北部のジャバリヤでは、占領軍が家屋を標的にした結果、4人の市民が殉教し、他にも複数の負傷者が出た。

ガザの政府広報局が昨日水曜日に確認したところによると、イスラエル占領軍は、19日間でジャバリヤのキャンプと町、そしてその周辺で770人以上を殺害し、1000人以上を負傷させ、数十人の行方不明者を出した。また同局は、ガザ地区北部では数千人の民間人が、殺戮の脅威の下で、強制的に自宅や居住地域から移動を余儀なくされていることを指摘した。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58939