サウジアラビア、イランと合同軍事演習を実施か
2024年10月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビアがイランを含む複数の国と軍事演習を実施
【リヤド:本紙】
サウジアラビア国防省の発表によると、同国は近頃アラビア海でイランを含む複数国と合同軍事演習を実施した。
同省の報道官のトゥルキー・マーリキー参謀長は、「サウジアラビア海軍が近頃、アラビア海でイラン海軍との合同軍事演習を複数国とともに行った」と述べたが、正確にいつ実施したのかについては明言を避けた。
土曜日、イランの政府系メディアによると、イラン軍は「ロシアとオマーン」と「インド洋北部」で合同軍事演習を行い、そこにはサウジアラビアを含むオブザーバー6か国も参加していた。
月曜日の夕方、イラン学生通信(ISNA)の報道によると、イラン海軍司令官シャフラーム・イーラーニー提督は、具体的な日付こそ明かさなかったものの「サウジアラビアは、我々に紅海での合同演習を調整することを依頼した」と述べた。
しかし、トゥルキー・マーリキー参謀長は、「今期はいかなる訓練も計画されていない」と述べた。
サウジアラビアとイランの紅海での合同軍事演習の実施は、長期間にわたって対立していた二つの地域大国にとって初めてのケースとなる。
中東地域で対立する二つの陣営を長期間にわたって支えてきた両国は、7年にわたって外交関係を断っていた。
しかし、2023年3月中国主導で行われた交渉により両国は接近し、国交を再開した。
イランに支援されたイエメンのフースィー派は、数か月にわたって同派がイスラエルと関係をもっていると告発する商船を紅海やアデン湾で攻撃している。
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翻訳者:西岡駿
記事ID:58941