国防省は、テロに関する標的34箇所を空爆し、30人のPKK（クルディスタン労働者党）のテロリストを無力化したと発表した。

アンカラのトルコ航空宇宙産業会社（TUSAŞ）の拠点に対して行われたテロ攻撃を受けて、イラク・シリア北部のテロに関する標的に対する軍事作戦を実施した。

■「我々は強く、決意を持っている」

国防省（MSB)は、イラク北部のテロに関する標的34箇所に対して空爆作戦を実施し、初期の情報によるとPKKのテロリスト30人を無力化したと発表した。

国防省は公式のSNSアカウントで「我々は強く、決意を持っている。昨夜イラク北部のハクルク、ガラ、カンディル、スィンジャルのテロに関する標的34箇所に対して空爆が実施され、初期の情報によるとPKKのテロリスト30人を無力化した。テロリストの巣窟の破壊を続ける」と述べた。

■国家諜報機構「120の標的を攻撃」

国家諜報機構（MİT）は、イラク・シリアでの作戦で120の標的を攻撃したと発表した。

MİTは、テロ組織に対して定めている標的に到達するまで軍事作戦を継続するとしている。

■エルドアン大統領「犠牲者の血を地面に残さなかった」

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、SAHA EXPO 2024 防衛・航空・宇宙産業展示会で演説した。大統領は「その現実を皆が近く見ることになるだろう。国民の平穏と安全を標的にしたあらゆる種の攻撃は失敗に終わり、成功せず、最終的には血で肥え太ったテロの首謀者たちに跳ね返っていくだろう。TUSAŞでのテロ攻撃を実行した分離主義者のテロ組織メンバー・反逆者の2人は遺体として確保された。空軍とMİTの長官らはこの低劣な攻撃への答えとして、シリア・イラクのテロに関する標的を無力化し、何倍もの報復をし、犠牲者の血を地面に残さなかった」と述べた。