ガザ:空爆により、ジャーナリストを含む数十人が死亡
2024年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ガザ:住宅街や学校への空爆により、5人のジャーナリストを含む数十人の犠牲者が出た
【ガザ:本紙】
ガザでは昨日日曜日、住宅地や避難施設を標的としたイスラエルの空爆により、50人以上の犠牲者が出た。ガザ北部では、ジャバーリヤー、バイト・ハーヌーン、ベイトゥ・ラヒヤ地区では10万人が依然として包囲され、絶え間ない攻撃にさらされている。地元の情報筋によると、ガザ北部では、ベイトゥ・ラヒヤ地区で避難民を受け入れていたガバーイン家の住宅を占領軍の航空機が爆撃した。その結果、10人が殉教し、多数の負傷者が出ており、さらに依然として瓦礫の下に複数の行方不明者が残っている状況である。
占領軍がジャバーリヤー難民キャンプ内のファーフーラ学校近くにあるアジューリー家の住宅地を空爆で破壊した結果、約20名の殉教者と多数の負傷者が出た。
また、ジャバーリヤー難民キャンプ東部のテル・ザアタル地域も爆撃され、これにより2人の市民が殉教し、多数の負傷者が様々な程度の怪我を負った。ジャバーリヤー・ナズラ地区の民家を狙ったイスラエルの砲撃では、さらに2人が犠牲となった。
占領軍は土曜日の夜、ベイトゥ・ラヒヤの町で、「アブー・シュドク」家の住宅地にある5軒の家を一度に爆撃した後、住宅街を標的とした血なまぐさい虐殺を繰り返した。その結果、35人以上が殉教し、数十名が負傷した。その中には多くの子どもと女性が含まれている。ガザ民間防衛隊の公式報道官、マフムード・バスル氏によると、ガザ北部のジャバーリヤー、バイト・ハーヌーン、ベイトゥ・ラヒヤの地域では10万人以上のパレスチナ人がイスラエルの継続的な包囲と攻撃にさらされている。また、ガザ市では、シャーティー難民キャンプ内の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に属する学校を狙ったイスラエルの空爆により、少なくとも11人が死亡し、他にも複数の負傷者が出た。
学校への空爆で亡くなった犠牲者の中には3人のジャーナリストが含まれていた。彼らは、アクサー・テレビ局のデジタル・メディア部門責任者であるサイード・ラドワーン氏、サンド通信社所属の記者ハムザ・アブー・サルミーヤ氏、そしてクドス財団で報道を担当していた記者ハニーン・マフムード・バールード氏だ。その後、ガザの報道局は、占領者によってさらに2名のジャーナリストが殺害されたと発表した。ラジオやメディアを担当していたナーディヤ・イマード・サイード氏、ザマン・ラジオとサウト・シャアブラジオ、その他メディアで勤務していたアブドゥルラフマン・サミール・タナーニー氏だ。ガザ政府のメディアオフィスによると、攻撃開始以来の殉職者数は182人に達した。また、ガザ市でも4人の犠牲者が出ている。
ガザ地区中央部のナスィラート難民キャンプの新しい住宅地の西側では、占領軍の銃撃によって2人が殉教した。
また、地区南部のハーンユーニス市では、イスラエル軍の砲撃により1人の子どもが殉教し、その母親が負傷した。
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58963