レバノン:ヒズブッラーの新たな指導者にナイーム・カースィム氏
2024年10月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️レバノンの“ヒズブッラー”がナイーム・カースィム氏を書記長に任命
【ベイルート:本紙】
今朝、ヒズブッラーが発表した短い声明によると、ヒズブッラーの副書記長であるナイーム・カースィム師が同党の書記長に選出された。
声明は次のように述べている:“シューラー(評議会)は、ナイーム・カースィム師をヒズブッラーの書記長に選出することに合意し、この出立に祝福の旗を掲げる。”
さらに続けて:“我々は力強く偉大なる神に、書記長ナイーム・カースィム師が、ヒズブッラーとそのイスラーム抵抗の指導におけるこの偉大な使命において神の助けを得られるよう祈り申し上げる。我々は至高なるアッラーと、最も高貴で尊い殉教者ハサン・ナスルッラー師(彼にアッラーのご満悦がありますように)と殉教者たち、イスラーム抵抗運動の戦士たち、そして忍耐強く、辛抱強く、忠実な我々の人民に誓う。ヒズブッラーの原則とその歩みに付随する目的を達成するために共に努力し、勝利を収めるまで抵抗の炎を輝かせ、その旗を掲げ続ける。凡そアッラーは御自分の思うところに十分な力を御持ちになられる。アッラーは力強く、偉大な方だ。”
カースィム氏の選出は、ハサン・ナスルッラー師が南部ダーヒヤ地区での空爆で殉教してから約1ヶ月後に行われた。ナスルッラー氏の後継者として、執行評議会議長のハーシム・サフィーッディーン氏が選出される予定だったが、彼はイスラエルによって暗殺され、数日前に党から公式の弔意声明が発表された。
ハマースは、ナイーム・カースィム氏の選出を、指導部を標的としたイスラエルの攻撃からの「回復の証」と見なしており、新指導部への支持を表明した。
ハマースは祝賀声明で、「我々は今回の選出を、指導部が受けた攻撃からの回復の証と見なしており、新たな党指導部と共に歩む決意を表明する」と述べた。続けて、ヒズブッラーがガザでの戦闘が勃発した際、すぐにイスラエルに対する戦線を展開したことに言及し、それがパレスチナ人への「支援」であると述べた。
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58968