レバノン:停戦合意に向け、米大統領特使の動向に注目が集まる(2)

2024年10月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連安保理決議第1701号を実施し、リーターニー川以北での武装を維持しつづけることは可能か?

【ベイルート:本紙】

したがってホッホシュタイン氏の帰国の実現は、この紛争が最後となることを保障する国連安保理決議第1701号について包括的な合意に達するかどうかにかかっている。なぜなら、同決議の不履行が危機の発生に寄与したのであり、この状況は変更される必要があるからである。

さらに同氏の帰国は、地上・地下を問わず国境地帯にいかなる武装勢力をも駐留させないこと、国連決議案の権限がおよぶ地理的範囲をリーターニー川以北に数キロ(最低でも2キロ)まで拡大すること、南部でUNIFILとレバノン軍の人員を増やすことのほか、UNIFILの任務を拡大し、(同部隊に)に武器を隠している疑いのある地点、車両、家屋を捜索する権限を付与し、活動範囲を港湾に拡大すること、さらにレバノンとシリアの陸上国境沿いに観測・監視塔を配備することへの合意が生じるかどうかにもかかっている。

(後略)

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翻訳者:鶴田さくら
記事ID:58973