ハカン・フィダン外相は、トルコ―アフリカ・パートナーシップ第3回閣僚検討会議の合同記者会見で、「ネタニヤフ政権はグローバルレベルで脅威の根源になっている」と述べた。
ハカン・フィダン外相は、トルコ―アフリカ・パートナーシップ第3回閣僚検討会議に出席した。会議の後に行われた合同記者会見で話したフィダン外相は、ネタニヤフ政権が中東諸国だけでなくグローバルレベルで脅威の根源になっていると明言した。
フィダン外相は、イスラエルに武器を売ることはジェノサイドの仲間になるのと同じことだと、機会があるごとに繰り返し伝えることが必要だと言い、「こうした理解をもってイスラエルへ武器や弾薬を売るのをやめさせるために、すべての国へ向けて警告する共同書簡を認めた。54の署名を集めたこの共同書簡を11月1日に国連へ送付した」と説明した。
◾️「国際システムは、中東の人的災害を止めるのに失敗した」
フィダン外相は、国際システムが世界の大半の部分のために平和、安定、正義を実現できていないと明らかにし、次のように語った。
「国際システムは、中東での人的災害を止めるのに失敗した。イスラエルはパレスチナの人々を標的にジェノサイドという犯罪を続けている。この際限ない攻撃性は地域の安定と国際秩序を脅威にさらしている。イスラエルに対する強制的な措置を取るべきだ。パレスチナの訴えを支持しイスラエルを制止する点において、アフリカが重要な役目を果たしてくれるものと信じている。
パレスチナに寄り添うアフリカ諸国に感謝している。世界システムの中で重要な声となるアフリカが、パレスチナのために必ず努力を見せてくれるだろう。」
◾️「スーダンでの衝突を注視している」
フィダン外相は、スーダンでの衝突を注視していると強調しながら、「スーダンが国際社会の注意からそれるのを許すべきではなく、早急な停戦と永続的な解決のために我々はともに行動するべきだ。トルコは、テロとの戦いを大いに支援する上で、アフリカ大陸全体の安定を強化し包容性と安全性を構築するのを目的とする、ローカル及び地域全体の試みをサポートし続けている」と述べた。
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翻訳者:梅田茉奈
記事ID:58994