シリア:イスラエルがシリア領内にあるヒズブッラーの諜報施設を空爆
2024年11月04日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルはシリアにある「ヒズブッラー」の諜報施設を爆撃したと主張
【占領下エルサレム:アナトリア通信】
イスラエル軍は異例にも月曜日の夕刻、シリアの首都ダマスカス南部にある複数の拠点を空爆し、レバノンの「ヒズブッラー」の諜報機関に関連する目標を攻撃したと主張した。
イスラエル軍がシリア領内で実施する攻撃を公に認めることはめったにない。
同軍はプラットフォーム「X」上の自身のアカウントで発信した声明で、「航空作戦でイスラエル参謀本部諜報局(アマーン)の諜報指示のもと、シリア領内にあるヒズブッラーの諜報司令部に関連するテロ目標複数か所を空軍の戦闘機が攻撃した」と述べた。
さらに同軍は、「諜報司令部は、ヒズブッラーにおける中央諜報機関であり、組織の諜報分析を担い、組織内での諜報活動の方針を定めている。また、この司令部は情報の収集および探知能力を備えている」と説明した。
そして、「ヒズブッラーの諜報司令部は、情報収集および解析システムを備えたシリアにある支部を管理している」と続けた。
さらに同軍は、「諜報司令部は、諜報部門のトップであるフサイン・アリー・ハズィーマ(ハーシム・サフィーッディーン執行評議会議長および約1か月前からシリア支部のトップを務めていたマフムード・ムハンマド・シャヒーンとともにベイルート市で殺害)の直接の指示のもと、独立して活動していた」と付言した。
サフィーッディーン氏は、イスラエルが9月末にベイルートのダーヒヤ地区ハーラト・フライク街区で殺害した故ハサン・ナスルッラー書記長に次ぐ、同組織内のトップ2とみなされている。
「後略」
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翻訳者:大森耀太
記事ID:59004