ガザ地区:ハマースは、新トランプ政権に対する我々の立場は彼ら次第だとする声明を発表
2024年11月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハマース:新米政権に対する我々の態度は、パレスチナ人民に対する新政権の態度と実際の行動次第だ
【カイロ:諸通信社】
パレスチナ・イスラーム抵抗運動(ハマース)は、今日水曜日(6日)の声明で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が優勢とみられる米大統領選挙の結果についてコメントし、「我々の新米政権に対する態度は、パレスチナ人民とその正当な権利および大義名分に対する新政権の態度と実際の行動次第である」と述べた。
さらに声明は、「新米政権は、我々の人民がシオニストの憎むべき占領に立ち向かい続けていること、そして自由、独立、自決、エルサレムを首都とするパレスチナ独立国家の建国における彼らの正当な権利を軽視するいかなる路線も承諾しないことを理解するべきである」と付言した。
そして声明は、「我々はシオニストによる占領への盲目的なひいきを止め、ガザ地区と西岸地区でのパレスチナ人民に対するジェノサイドと敵対行為および兄弟であるレバノン人民に対する敵対行為の停止に真摯かつ実際に取り組むことを求めている」と続けた。
この声明の前に、ハマースの高官サーミー・アブー・ザフリー氏は今日水曜日、トランプ氏が大統領職を勝ち取ったことで「彼は、数時間のうちに戦争を止められるという自身の発言を実行に移すという試練に直面した」と述べた。
さらにアブー・ザフリー氏は、「民主党の敗北は、ガザ地区に対する指導者たちの犯罪的な態度に対する当然の代償である」と付言し、トランプ氏に対し「ジョー・バイデン大統領の過ちから学ぶよう」呼びかけた。
ハマースの別の高官も水曜日に、米政府は「イスラエルへの盲目的な支援をやめ、ガザ地区での戦争に歯止めをかけるべきだ」と述べた。
ガザ地区のハマース政治部門の構成員であるバースィム・ナイーム氏は、「トランプの選出は米国人に関わる事柄だが、我々の人民の将来、安全、地域の安定のために、シオニスト政体へのこの盲目的な支援は止めるべきである」と述べた。
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翻訳者:大森耀太
記事ID:59010