レバノン:イスラエルがレバノン軍の検問所を通過中の車両を攻撃

2024年11月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サイダー市に対するイスラエルの空襲で民間人3人が死亡し、UNIFILとレバノン軍の隊員8人が負傷

【ベイルート:諸通信社】

レバノン南部サイダー市の入り口にある検問所付近を通過していた車を標的としたイスラエルの空襲が原因で、木曜日(7日)に3人が死亡し、レバノン軍と南部で活動する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の隊員8人が負傷した。

レバノン国営通信(NNA)は、「イスラエルの空襲は、サイダー市へのベイルート側の主要な入り口付近にある軍の検問所近くをUNIFILの車両が通過するなか、近くにいた車を標的とした」と報じた。

保健省によると、この空襲により3人が死亡したという。またレバノン軍は、この3人が車の乗員であったと述べた。

レバノン軍は声明で、UNIFILで活動するマレーシア部隊の車両が通過中、ある車が検問所を通過する際にイスラエルによる攻撃が行われ、その結果、検問所にいた兵士3人が負傷したと発表した。

その後UNIFILは声明で、隊員5人が「軽傷」を負った一方、UNIFILの車列は「新たにレバノンに到着した国連平和維持活動(PKO)の要員を移送しており、無人機による攻撃が近くで発生した際にはサイダー市を通過中だった」と発表した。

そしてUNIFILは、「すべての当事者に対し、PKOや民間人を危険にさらす行為を避けるよう」求め、「暴力ではなく、交渉の場で紛争を解決すること」を呼びかけた。

「後略」


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59020