イスタンブルで水不足、目の前に

2024年11月09日付 Hurriyet 紙

イスタンブル上下水道局(İSKİ)が8日行った調査で、イスタンブルのダムの貯水率が29.92%と判明した。アリベイキョイダム、カザンデレダム、パプチュデレダムの貯水率は10%を下回っていると明かされた。

エルマルダムの貯水率は51.61%とわかった。8日の調査での29.92%という貯水率は、ここ一年で最低水位になると伝えられた。イスタンブルのアナトリア側地域に水を供給するオメルリダム湖流域での8日の貯水率は26.28%となり、ここ9年間で最低水位と記録された。

■コジャエリとボドルムも危機的状況に

イスタンブル水道総局のデータによれば、コジャエリの飲料用水の大部分を供給するユヴァジュクダムでの水位は貯水率19%、1千万7千立米とわかった。同ダムの昨年の同月の水位は35%だったが、サパンジャ湖から給水が行われたにもかかわらず低下し続けている。
ムーラ、ボドルムでも都市に水を供給するムムジュラルダムとゲイキダムの水位が7%に下がった。無効貯水量に下がった2つのダムと地下水源からボドルムに飲料用水が供給されている。地域で貯水率が40%残った唯一のダムであるアクゲディキダムからミラスに飲料用水や灌漑用水が供給されている。干ばつの発生によってボドルムで水不足が続く中、当局は節水を呼びかけている。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:59033