■カタールはガザ地区の仲裁問題からの撤退およびハマースの在ドーハ事務所の閉鎖を否定
【ドーハ:本紙】
カタール外務省は、自国がガザ地区の仲裁問題から撤退することに関して流布している報道が「正確ではない」と強調しつつ、「(我々は)当事者らに対し、戦争終結に必要な真摯さが十分に見られた場合には、パートナーらとの取り組みを再開すると通告した」と指摘した。
同省のマージド・アンサーリー報道官は土曜日(9日)の声明で、「ハマース・イスラエル間の仲裁におけるカタールの尽力は、現時点では停止中だ」と述べたうえで、「戦争終結のための真摯さが十分に見られた場合には、我々は戦争終結および人質と捕虜の帰還に向けて全力を尽くす予定だ」と付言した。
アンサーリー氏は、「カタールは、仲裁が脅迫の原因になることは容認できない。というのも我々は、合意された約束からの撤退という不誠実を見てきたのだ」と述べ、「我々は、狭い政治目標に資するために戦争を続ける口実として、交渉の継続が利用されたのを見てきた」と付言した。
さらに同氏は、ハマースの在ドーハ事務所の将来に関する報道が「不正確だ」と指摘したうえで、カタールにこの事務所が存在していることの目的は、それが関係当事者間を繋ぐチャンネルになっていることにあると説明した。
(2)に進む