モーリタニア:出産時死亡率上昇に対応するため生殖医療専門の議会チーム設立
2024年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■出産時の死亡率の憂慮すべき増加に対応するため、生殖医療専門の議会チームを設立
【ヌアクショット:本紙】
モーリタニア議会は昨日火曜日、出産時死亡率の恐るべき増加に直面するなかで、政府および国連人口基金(UNFPA)と協力して生殖医療に関する問題を専門とする議会チームの活動を開始した。
様々な議員団体から構成されたこの議会チームは、モーリタニアが生殖医療分野での目標を達成するうえで直面している課題に対処することを助ける、戦略的活動や啓発活動に取り組む予定だ。
モーリタニアのアブドゥッラー・スィーディー・ムハンマド・ワディーフ保健大臣は、導入として「この議会チームを作ることの重要性と、公衆衛生分野における国家戦略の目標達成においてチームに期待される役割」について強調した。
さらに「保健省は現在、母親の安全のための国立観測所の設立に取り組んでおり、この議会チームはその活動の一部を担うことになるだろう」と述べた。
また同大臣は「生殖医療は出産時死亡率の低下に関わるものであり、統計は生殖医療の促進が死亡率を3分の1に減らすことに寄与すると示している」と説明した。
このチームの結成はまた、モーリタニアが生殖医療の分野で、母子の出産時死亡率の高さや、特に農村部や遠隔地における家族計画サービスへのアクセスの制限といったかたちで顕在化する大きな課題に直面しているなかで行われた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:瀬川遥加
記事ID:59055