レバノン:9月に起こった「ポケベル爆発」で負傷したイラン大使が会見

2024年11月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■在レバノンイラン大使は「ポケベル」の爆発で自身が負傷したことに関する詳細を説明し、それがイランから購入した無線呼び出し機ではないと否定

【ロンドン:本紙】

在レバノンイラン大使は、9月にレバノンで発生した複数の爆発事件の中で、自身がポケベルの爆発によって負傷したことに関して詳細を説明した。

イラン国営通信「IRNA」は、モジュタビー・アマーニー大使のテレビインタビュー時の発言を引用し、「ヒズブッラー」は無線呼び出し機を購入したが、それが軍事目的には使用されなかったと伝えた。

アマーニー氏は「この無線呼び出し機は、両手、両目、そして顔に被害を与えるように設計されている。私もほぼこれら3か所を負傷した」と述べた。

さらに同氏は「レバノンには、シオニスト政体にある公共警報のような、緊急警報なるものはない」と述べたうえで、「ポケベルは、すでに商店や店主、イランの学校を含む複数の学校長にも渡されている」と強調した。

そして同氏は、ヒズブッラーの構成員らがポケベルを軍事目的で使用したことはないと否定し、「そのような主張は不正確だ。ポケベルは非常に広範囲で民間用途に使用されていた。また私は軍人ではなく、緊急時の通知のためにこの機器を渡されたのだ」と述べた。

さらに同氏は、「この事件での死傷者の中には女性や子供も含まれており、これは一般の人々もポケベルを使っていたことを示唆している。当然ながら、ポケベルには細工が施されており、使用していなくても通知が届くと数秒後に自動的に爆発するようになっていた」と続けた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大森耀太
記事ID:59060