ガザ:ハマースがトランプ次期米国大統領にイスラエルへの圧力行使を要請

2024年11月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ハマースはガザでの停戦への準備を表明し、トランプ氏にイスラエルへの圧力を要請

【イスタンブール:諸通信社】

イスラーム抵抗運動(ハマース)は金曜日、ガザでの停戦の準備ができていると発表し、ドナルド・トランプ次期米国大統領にイスラエルに対する圧力行使を求めた。一方イスラエル軍は、破壊されたガザ地区やレバノン、シリアへの爆撃を継続している。

これはカタールがイスラエルとハマースの仲裁を中断すると発表してから約1週間後のことであった。これにより、1年以上続くパレスチナ地区での戦争を終結させるための協議を始動するにあたっての、もとより薄かった希望がさらに弱まった。

ハマースのバースィム・ナイーム政治局員は、「ハマースは、停戦を含む提案がなされれば、イスラエルがそれを遵守することを条件に、ガザ地区での停戦に合意する用意がある」と述べ、米国政府とトランプ氏に対し、ガザと周辺地域への侵略と戦争を止め、パレスチナ人の苦難を終わらせるためにイスラエル政府に圧力をかけるよう呼びかけた。

ナイーム氏は「我々ハマースとして新たな提案を受け取ってはいないが、提示されるいかなる提案について前向きに検討する」と付け加えた。

同氏はさらに、「ハマースは仲裁者らに対し、『恒久的な停戦、避難民らの帰還をともなうガザ地区からの軍事的撤退、捕虜交換のための真摯な取引、人道・救援物資の搬入、復興を実現するような提案や申し出があれば、我々はそれを支持する」と伝えた」と明らかにした。

ドナルド・トランプ米国次期大統領は中東での戦争を終結させると誓約している。


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翻訳者:植野平良
記事ID:59070