レバノン:ベイルート中心部に対するイスラエルの空爆により5人が死亡
2024年11月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■政府本部の近くで…ベイルートの人口密集地区に対するイスラエルの空爆により5人が死亡(映像あり)
【ベイルート:本紙、諸通信社】
レバノンの保健省は月曜日夕方、イスラエルがベイルート中心部のズカーク・ブラート地区を狙った空爆を実行し、5人が死亡、24人が負傷したと発表した。この空爆はラアス・ナブウとマール・イリヤースそれぞれへの攻撃に続き、24時間以内で発生した首都中心部に対する3度目の攻撃となる。
保健省に属する公共保健緊急活動センターは、ベイルートのズカーク・ブラート地区に対するイスラエルの空爆により、5人が死亡し24人が負傷したという初期統計を報告した。
レバノン国営通信はこれに先立ち、初期のデータに基づいて、ズカーク・ブラート地区を標的とした空爆による負傷者らのなかから多数の死者が生じたと報告したが、それが家屋であったのかその他の建物かであったかなど、標的とされた場所の詳細については明かさなかった。
ズカーク・ブラートは住民が密集した地区であり、サイイダ・ファーティマ・ザフラー・モスクの近くに位置する。ズカーク・ブラート地区にある各学校は南レバノンからの多くの避難民を保護している。
ズカーク・ブラート地区はベイルートの中心部に位置しており、政府本部と国会本部からの距離は約500mである。
レバノン保健省が月曜日に新たな統計を発表したところによると、この空爆はレバノン首都の中心部を標的にしたイスラエルの2度にわたる空爆によって10人が死亡した翌日に発生した。またヒズブッラーはこの際死亡した10人のうち4人が自らの広報事務所の職員であったとして、彼らを追悼した。
(後略)
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翻訳者:荒木七海
記事ID:59087