シリア:シリアに避難したレバノン人住民の一部が、劣悪な状況を理由に、レバノンへ帰国

2024年11月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■50万人がシリアに流入:国連は、劣悪な生活環境によるレバノン人家族の帰国を確認

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド、本紙】

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、これまでに約50万人のレバノン人がシリアに流入したが、シリアの(基本的な公的)サービスの不足と劣悪な生活環境を理由に、(避難した)レバノン人住民の一部が帰国していると報告した。

報告書は、シリアの食糧安全保障の悪化を懸念している。シリアではすでに1300万人近くが深刻な食糧不安に苦しんでおり、その数は世界で5番目に多い。 一方、世界食糧計画(WFP)は資金不足のため、過去2年間で80%の食糧援助の削減を余儀なくされている。

国連関係者は、WFPと国連食糧農業機関(FAO)が発表した最新の「ハンガーホットスポット報告書」で、シリアが「極めて懸念される」国として、今後6ヶ月でさらに悪化する危険性が高い12カ国にリストアップされたことを憂慮している。

レバノンからシリア北西部には約7,800人、シリア北東部には10万人以上が到着した。これにより、紛争が続き、住民の4分の3が人道支援を必要としているこの地域では、(人道支援の)ニーズが一層高まっている。

(後略)


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翻訳者:鶴田さくら
記事ID:59112