■フランス植民地時代のアルジェリアで起きた世界初のホロコーストを記憶する銘板がパリ18区に設置
【アルジェリア:本紙】
パリ市長の提案に応じて、この記念銘板には以下の文章が含まれる予定だ。「1852年、フランス軍はアルジェリアの都市ラグアットへの攻撃を開始したが、ラグアットの住民は帝国の侵略に抵抗し立ち上がった。この虐殺はフランス植民地の利益のために行われ、人口の3分の2が虐殺されるという結果をもたらした戦争犯罪である。 この銘板はラグアットの人々を記念する」。
フランス 18 区のラグアット通りが 1864 年からこの名前を維持していることは注目すべきことだ。この名称はもともと植民地侵略への賛美として付けられ、通りやランドマークに名前を付けることで植民地軍の「勝利」を記念するというフランスの古い伝統の一環であった。
この通りはそれ以前には、1840 年にアルジェリア北西部の都市マザグランが包囲されたことにちなみ、マザグラン通りとして認知されていた。
今日この銘板は、フランスが実施しようとしているアルジェリアに対する記憶の見直し政策(アルジェリアの歴史家らによると、これは控えめかつ部分的にすぎないものとされるが)のなかで、この名前の意味が持つ意味を侵略者の象徴から犠牲者の記憶への敬意へと変化させている。
(後略)
(1)に戻る