アダナ警察が登録保管する、250の手榴弾と27万発の銃弾が盗まれたことに関する新たな詳細が判明した。事件は、株式市場で失った金銭的損失が原因で借金を背負った、倉庫保管担当の特殊任務の警察官O.K.が、自白したことで世に出た。盗まれた武器、弾薬、手榴弾が狩猟用品店に売却され、一部は犯罪組織の下に渡ったと明らかにされた。
県警察密輸及び組織犯罪対策部(KOM)職員は犯罪組織に向け11月10日に「KUYU-37」と命名した強制捜査を実施した。この捜査の中、容疑者たちの住所で押収した一部の武器、弾薬と手榴弾が警察が保管するものであると明らかにされた。
こうした確認の上で開始された捜査で、アダナ特殊任務局の倉庫にある250発の手榴弾と27万発の銃弾が盗まれたことが明らかにされた。
保管担当の特殊任務警察官O.K.は、株式市場で大金を失い、返済のために武器や弾薬を売ろうと計画したという。
◾️弾薬を紛失で処理
警官のO.K.が、武器や弾薬をギュレン組織(FETÖ)メンバー、「ByLock」利用者を理由に免職された元警察官のY.Y.に販売し、それもまたメルスィン警察特殊任務局に勤務するZ.T.M.という名の女性警部に渡ったという。
Z.T.M.警部が、武器や弾薬をメジトリ郡巡回部隊で勤務する警察官の妻であるA.M.と弁護士のM.Y.と一緒に、ある狩猟用品店に売った事が確認された。
盗まれた武器や弾薬を登録から消すために、訓練中の紛失と処理され、その後、犯罪組織の下に渡ったと明らかにされた。
◾️供述があった
供述を行うとした警官のO.K.は、売却がどのように行われたのかを説明したことを受けて、アダナ警察は状況をアンカラ本部に報告した。
特殊任務本部から来た一行は、捜査で、名前が挙がった警察官たちを尋問するためにアダナにやって来た。この捜査で組織犯罪メンバーの弁護士であると言われるM.Y.の事件における役割が判明した。
◾️とても多くの数の弾薬を押収
確認を受けて、KOMチームは、5人の警察官、一人の弁護士を含む計11人の容疑者を捕らえるために11月29日に強制捜査を開始した。特定された住所に向けた強制捜査で、O.K.、A.M.、Z.T.M.、M.Y.を含む計11人の容疑者が拘束された。
M.Y.の弁護士事務所も含む場所での捜査では、139個の手榴弾、55丁の銃、3点の自動拳銃、2点の狩猟用ライフル、様々な口径の7621発の弾丸、200個の弾倉、17着の防弾チョッキ、5台のスタンガン、40本の催涙スプレー、23本のナイフが押収された。
◾️100の手榴弾、25万5千の銃の損失
押収された物品が警察署に運ばれる際に、特殊任務局の備品であるはずの100個の手榴弾と25万5千の銃弾が紛失していたことが判明した。
警察は、盗まれた手榴弾と弾薬を購入した人物を特定し、逮捕のために捜査を続けていると発表した。
◾️7人の逮捕
警察での手続きの後、裁判所に送致された容疑者のうち、供述を行った警察官O.K.、元警察官Y.Y.、弁護士M.Y.、警察官の妻A.M.とともに、E.T.、A.K.、K.B.が送致先の裁判所で逮捕され、4人は司法上の保護観察を条件に釈放された。
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翻訳者:鈴木啓太
記事ID:59171