イラク:ス―ダーニー首相がイスラエルによるイラク攻撃の「口実と言い訳」を非難

2024年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルからのいかなる軍事的脅威と対峙することに備えた政治的・軍事的措置

【バグダード:本紙】

イラクのムハンマド・シヤーウ・スーダーニー首相は火曜日の夜、イスラエルが国連安保理に送った書簡は、イラクに対する侵攻の「口実と言い訳」を表すものだと警告した。

これに先立ちイスラエル政府は、自国が書簡を通じて国連安保理に、イラクからイスラエルを攻撃している諸組織に対して、迅速な措置を講じるよう訴えたことを明らかにしており、これを「自衛権」とみなしていると威嚇していた。

スーダーニー首相は閣僚会議後の声明で以下のように述べた。「シオニスト政体が国連安保理に送った書簡は、イラクに対する侵攻の⼝実や言い訳を表しており、地域内において戦争を拡⼤しようとする同政体の継続的な試みを実現するためものである」と述べた。

さらに同⾸相は「イラクはこれらの脅迫を拒否する。そして戦争と平和の決定権はイラク国家の⼿中にあり、この権利を奪うことはいかなる者にとって許されない」と強調した。

さらに、「イラクは、それ(戦争)を終結させ、パレスチナとレバノンの両国⺠への⽀援を追求する原則的な⽴場に基づき、戦争への突入を拒否する」と指摘した。

スーダーニー⾸相は声明に基づき、国家安全保障閣僚会議に緊急会議を開くよう指⽰し、「事態の進展を注視し、イラクの⽴場を明確化する」よう求めた。

(後略)


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翻訳者:川村賛志郎、川浦悠貴、荒岡麻里
記事ID:59195