トルコ全土のシリア人、政権崩壊を祝福
2024年12月08日付 Cumhuriyet 紙
ジハード主義テロ組織ハリール・アル=シャーム(HTS)がシリアの首都ダマスカスに侵攻しアサド独裁政権が崩壊したことを受け、トルコ在住のシリアの人々らが各地で祝賀をおこなった。
シリアでジハード主義テロ組織ハリール・アル=シャーム(HTS)が首都ダマスカスに侵攻しアサド独裁政権が崩壊した後、トルコに住むシリアの人々が祝賀ムードにある。
特にイスタンブル、ハタイ、キリス、シャンルウルファでは、シリアの人々がトルコととシリア国軍の旗を掲げて街頭に繰り出した。
■「みんな祖国に帰るべき」
シリアに帰国するために税関ゲートにやってきたあるシリア人は、「シリア人の若者たちに、我々はもう自由、みんな祖国に帰ろうと呼びかけます」と語った。
■ファーテフ・モスクは祝賀の中心に
ジハード主義テロ組織HTSのダマスカス制圧を受け、イスタンブルのシリア人らも祝賀をおこなった。早朝の礼拝後、ファーティフやエセンユルトに集まったグループは熱狂のなかでアラビア語の歌を歌いながら隊列を組んで行進した。
ニュースが報じられると、イスタンブルのファーティフ・モスクではタクビール(「アッラーフアクバル」という祈り)が唱えられ、中庭に集まった大勢の人々がシリア国旗を掲げて祝った。数千人ものシリア人がファーティジ・モスクでシリア国旗を掲げ、ジハード組織によるダマスカス制圧を祝賀した。ファーティフ・モスクではシリア人の喜びの行進が続いている。
■首都アンカラでも祝賀
シリアでのアサド独裁政権の終焉は、アンカラに暮らすシリア人らにも歓喜をもって迎えられた。
■国境ゲートでの祝賀
チルヴェギョズュ税関ゲートに集まったシリアの人々もお祝いムードで、アレッポやホムス、ハマーへの帰還が続いている。
6年前にトルコのハタイ県に移住したマフムード・エスマ氏は、シリアがようやく解放され、故郷に戻るために税関ゲートに来たと話した。エスマ氏は、「シリア人の若者たちに、我々はもう自由、みんな祖国に帰ろうと呼びかけます」と述べた。
■アフィヨンカラヒサル県でも祝賀
シリアでバース党独裁政権が崩壊し、ジハード主義組織により政権が奪取されたことを受け、アフィヨンカラヒサル県に住むシリアの人々らも祖国の解放を歓迎した。
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翻訳者:原田星来
記事ID:59206