シリアPKK/YPG支配域のミュンビチ、80%掌握
2024年12月08日付 Cumhuriyet 紙
アナトリア通信社(AA)の報道によると、シリア国民軍は「自由の夜明け作戦」によって、テロ組織クルディスタン労働者党(PKK)/人民防衛隊(YPG)が占領するミュンビチ(マンビジ)の80%を支配下に入れた。
アナトリア通信社の報道によると、シリア国民軍は「自由の夜明け作戦」によって、テロ組織PKK/YPGが占領するミュンビチのウレイメ町とウム・ダダト村を解放した。
治安関係者は、ミュンビチの80%が支配下にはいったと公表した。
PKK/YPGに対して行われている戦闘は勝利まであとわずかであるとされた。ミュンビチをPKK/YPGから奪還するために上空および陸上からの戦闘が続いており、テロ組織の全勢力がその地域から排除されたと述べられた。
ミュンビチの内部でアラブ人らがPKK/YPGに対して反旗を起こしたと分かった。
市民は、PKK/YPG組織によってミュンビチ刑務所に拘束されていた人々を解放した。
12月1日に始まった「自由の夜明け作戦」では、初日でテル・ルファト郡の中心をテロ組織PKK/YPGから解放した。
◾️ミュンビチの重要性
アメリカやロシアの約束にもかかわらず、ミュンビチ郡はPKK/YPG組織の占領下にあった。PKK/YPGは、ミュンビチ郡を2016年5月から8月の期間にアメリカの支援によって始めた攻撃の結果、掌握した。
アメリカは、トルコに対して、テロ組織イスラム国を排除した後にPKK/YPGがミュンビチ郡から撤退すると約束したが、履行されていなかった。
ロシアもトルコと2019年10月に「平和の泉作戦」の間に達した合意によって、テロ組織をミュンビチから撤退させると約束しテロリストが[その地を]離れたと伝えてきたが、テロ組織はその地から撤退しなかった。
PKK/YPGがシリア―イラク国境から始め、シリア西部で端が地中海へ達するテロ回廊を設けようと計画する中で、ミュンビチ地域は中心的な重要性を持っていた。
トルコは、2016年8月の「ユーフラテスの盾」作戦によって、[PKK/YPG側の]アフリン、テル・ルファト、ミュンビチ間を直接繋ごうという準備に打撃を与えた。
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翻訳者:梅田茉奈
記事ID:59207