ガザ:停戦交渉の裏で繰り返される虐殺

2024年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■停戦交渉の裏で激化する虐殺..占領軍は残虐な攻撃を行い、民間人を殺害

【ガザ:本紙】

ガザ地区での停戦合意達成に向けた活発な動きがあるにもかかわらず、占領軍は同地区の多くの地域に対し、多数の犠牲者を出した残虐な攻撃を複数回行った。

ガザ地区保健省は、占領軍が過去24時間のうちに、ガザ地区の家族4家に対して虐殺を行い、病院に搬送されたうち28人が死亡、54人が負傷したと発表した。また昨年10月7日以降のイスラエルによる攻撃で、死者が合計44,786人、負傷者が合計106,188人に達したと指摘した。

ガザ地区北部では、2か月以上続く地上攻撃に苦しむ逃げ場のない住民を標的とした虐殺が続いており、火曜日(10日)の朝、占領軍が月曜日(9日)の夜に行った虐殺で犠牲となった人々の家族が、深い悲しみのなか、アズバ・バイト・ハーヌーン村で葬儀を行った。これに先立ち、住宅への空爆で重傷を負った複数の市民が死亡し、犠牲者数が20人から25人に増加していた。

複数の地元筋は、戦闘機や偵察機が集中的に飛行し、参列した住民に恐怖を引き起こすなかで、葬儀は迅速に執り行われたと伝えた。

占領軍は、残っている住民を「強制移動」させる目的で、過去2日間にわたりガザ地区北部で複数の虐殺を意図的に行ってきた。

「後略」


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59227