ガザ:家族を亡くしたパレスチナ人らがヌサイラート・キャンプで追悼式を行う

2024年12月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パレスチナ人らが、ガザ地区のヌサイラート・キャンプでイスラエルによる虐殺の犠牲者と告別する

【ガザ:アナトリア通信】

数百人のパレスチナ人は金曜日(13日)、イスラエルによる虐殺の犠牲者たちと告別したが、この虐殺では、イスラエルが14か月前から続くジェノサイドの一環として複数の家屋を攻撃し、ヌサイラート・キャンプで子供や女性を含むパレスチナ人40人が死亡した。

悲しみと涙で満ちた雰囲気のなか、犠牲者の家族たちは、空爆で命を落とした者たちと告別し、その後、犠牲者たちをヌサイラート・キャンプの墓地に埋葬した。

イスラエル軍が破壊した家屋付近の広場で、家族たちが集まり、タクビール(訳注:「神は偉大なり」という唱句)の声が上がり、彼らの目が涙で満ちながら、彼らは埋葬布で包まれた遺体の後ろに並び、葬儀の祈りを捧げた。

木曜日(12日)、イスラエル軍がヌサイラート・キャンプの居住区を空爆した虐殺では、子供や女性を含むパレスチナ人40人が死亡し、数十人が負傷した。

そして金曜日、パレスチナ外交当局は声明で、イスラエル軍がヌサイラート・キャンプで行った「野蛮な虐殺」を非難したうえで、これは国際社会が決定事項の履行やそれに向けた尽力に失敗してきたのを反映しているとした。

アメリカの支援により、イスラエルはガザ地区で2023年10月7日以降、甚大な破壊と数十人の子供や高齢者の命を奪った飢餓のなか、さらに世界で最悪の人道危機の1つのなかで、その大半が子供と女性であるパレスチナ人15万1千人の死傷者のほか、1万1千人以上の行方不明者を出したジェノサイドを行っている。

イスラエルは、国際刑事裁判所(ICC)がベンヤミン・ネタニヤフ首相およびヨアヴ・ガラント前国防相に対し、ガザ地区のパレスチナ人に対する戦争犯罪および人道的に対する罪の容疑で発行した逮捕状を無視して、虐殺を続けている。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59242