イラン・イラク・シリアが共同声明:テロとの戦いに向け集団的な取組を強調

2024年12月06日付 Jam-e Jam 紙

 イラン・イスラーム共和国、イラク共和国、シリア・アラブ共和国の外相はバグダードでの三者会談の後、共同声明を発表した。外相らは声明の中で、安全保障理事会が定義したあらゆる種類のテロを非難し、それに対処するための集団的な取組を強調した。

【ジャーメ・ジャム電子版】イラン・イスラーム共和国、イラク共和国、シリア・アラブ共和国の外相は金曜日、バグダードのイラク外務省で会談した。

 この会談では、地域が全体的に直面している課題とシリアの最近の治安動向について議論と意見交換が行われた。

 シリアで起こっていることの危険性と、地域のすべての当事国にとってのそのセンシティブさ、および3か国にとっての大きな脅威でありかつそれらの国と地域すべての国民の安全を脅かすものの多次元での拡大の可能性について、外相らは意見が一致している。

 この会談に参加した外相らは、安全保障理事会によって定義されたあらゆる種類のテロを非難し、それに対処するための集団的な取組を強調した。

 外相らは、シリア、ガザ、レバノンに対するイスラエル政権の継続的な侵攻を非難した。また、これらの動向をフォローアップし、今後のあらゆる動きに対応できるようにするため、3か国で協議と調整を継続する必要性について合意がなされた。

 シリアの主権と領土保全および独立性に対する尊重が強調された。外相らは、シリアの安全保障上の脅威は地域全体にとっての脅威であり、地域の緊張を高めるあらゆる危険性を排除するため、継続的な調整や協力、外交協議を行う以外に選択肢はないことを強調した。

 また、地域全体が否応なしに、そしてシリアが特別な形で直面している課題の平和的解決の実現に向け、アラブ世界や地域的・国際的な取組を結集する必要性が強調された。


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翻訳者:SM
記事ID:59263