若きバレリーナの不審死

2024年12月18日付 Cumhuriyet 紙
イスタンブルの若いバレリーナ、エイリュル・スラ・ウルガズの不審死:天井に吊るされていた。
キャーウトハーネに住む18歳で金銀メダリストであるエイリュル・スラ・ウルガズは、家族と朝食をとった後自室に戻った。しばらくして娘の部屋へ入った母親シベル・ウルガズは、若きバレリーナの娘をリュックサックの肩紐で天井から吊り下がった姿で発見した。共和国検察官による事故現場での捜査の結果、エイリュル・スラ・ウルガズの死は疑惑をよび、両親は聴取のために警察へ連行された。


イスタンブルのキャーウトハーネ区、ハミディエ街区にて昨日12時半頃、不審死が発生した。

入手した情報によるとミマール・シナン美術大学のバレエ学科の学生、エイリュル・スラウルガズ(18)は、家族と朝食をとった後、自室へ戻った。ここでしばらく時間を過ごしエイリュル・スラ・ウルガズの部屋へ入った母親のシベル・ウルガズは娘を、繋がれたリュックサックの肩紐で天井から吊るされた状態で発見した。母親はまずナイフでリュックの紐を切った後、状況を救急隊に報告した。すぐに事故現場へ来た救急隊は、診察の結果ウルガズ氏が亡くなったことを明らかにした。

■両親は警察へ連行された

警察当局は発生した事件の調査を開始したが、共和国検察官が事件現場で調査を行った結果、エイリュル・スラ・ウルガズの死に疑問が生じた。そのため、母親のシベル・ウルガズと父親のバルシュ・ウルガズは供述をとるために警察署へ連行されると、エイリュル・スラ・ウルガズは朝食後に母親と口論した末に部屋へ戻ったという事実が判明した。
エイリュル・スラ・ウルガズの遺体は検死を行うために霊柩車で法医学研究所の遺体安置所へ移された。若きバレリーナの正確な死因はここで行われる調査の後に明らかになるだろう。

■金メダルを取っていた

一方、世界的なバレリーナになるという夢を持っていたことが伝えられるエイリュル・スラ・ウルガズは2016年から現在までに参加した8つの大会で金メダルを1つ、銀メダルを2つ取っていたことが明らかになった。母親のシベル・ウルガズは教師、父親のバルシュ・ウルガズは建築技師であったことが明らかになった。

■彼女は素晴らしい人生を送っていた。

事件に関連して語ったエイリュル・スラ・ウルガズの隣人メルト・ジャン氏は「彼女は我々の建物の隣に住んでいた。バレリーナだった、とてもすばらしい人生を送っていた。朝、母親は彼女が首を吊っているのを発見したのだそうだ。神のご意思は分からないが、これは大変なことだ。鞄には紐があって、結びあわされていたのだそうだ。そうして事件が起こってしまったと聞いた。(警察が)事故の調査に来た。状況調査のためにそれぞれの管轄からチームが来た」と述べた。


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翻訳者:宮本 丞
記事ID:59279