エジプト・トルコ両国大統領:パレスチナ独立国家の樹立は必要

2024年12月20日付 Al-Nahar 紙
■エジプト・トルコ両国大統領:パレスチナ独立国家の樹立は地域の安定に必要

【エジプト:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、「1967年6月4日の国境を基に、東エルサレムを首都としたパレスチナ独立国家を樹立することは、地域の平和と安定を実現するための土台だ」と確認した。

これは、新行政首都で開催されたD8経済協力機構の首脳会議の際に、両大統領の会談で述べられた。

エジプト大統領府公式報道官は、「会議で、中東地域の危機に対する連携の重要性を確認するとともに、とりわけ経済分野や貿易分野、投資面で相互関係を強化する手段について話し合った」と明らかにした。

また両大統領は、ガザの停戦、人質の解放、ガザ地区への人道支援搬入円滑化に向けたエジプトの取り組みについて話し合った。

会談ではシリア情勢についても触れ、スィースィー大統領は、シリアが一つにまとまり、独立を維持する重要性や、国民の和解を実現するための政治的プロセスを支持することを強調した。

そして両大統領は、シリア領内でのイスラエルの侵略行為を非難し、直ちに停止するように求めるとともに、リビアやスーダン、ソマリアの情勢に関して、これらの国々の主権の保護と領土保全の必要性を強調した。


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翻訳者:今村俊太
記事ID:59300